ヨガインストラクターの通信講座の内容について

資格取得からヨガインストラクターを目指したいと思っても、スクールの多くは通学タイプです。現在仕事をしている方や、子育て中でスクールに通う時間が取れない方は、お家で学べる通信講座の利用を考えてみましょう。

民間の資格取得を目指せる

ヨガインストラクターの通信講座の多くは、民間の資格取得を目指せます。そもそもヨガインストラクターに公的な資格は存在しておらず、すべてが民間資格です。民間の資格であっても、ヨガの基礎を学んでいる証拠になるため、資格取得で就職活動に役立てられます。

得られる資格は、通信講座を提供する会社の修了証や、団体が発行する民間の資格です。履歴書に何も書かないより、資格があったほうがいいと感じるなら、通信講座が役立つでしょう。通信講座は、ヨガの歴史・ポーズ・呼吸法・瞑想といった幅広い分野を学んでいきます。ヨガインストラクターを目指す人だけでなく、お家でヨガを本格的に学びたい人にも人気です。

通信講座のメリットは家庭で学べること

通信講座のメリットは、家庭で学べること、自分のペースで進められることです。テキストやDVDなどの教材が送られてきて、好きな時間に学んでいきます。仕事がある方は帰宅してから、育児がある方は子どもが寝ている時間帯を利用し勉強できます。スクールに通わない方法なら、通学が不要で時間も有効に使えるでしょう。

通信講座のデメリットはRYT200取得を目指せない

ヨガインストラクターの通信講座のデメリットは、RYT200が取得できないことです。全米ヨガアライアンス認定資格のRYT200は、世界的に知名度が高くなっています。日本でヨガインストラクターを目指す人でRYT200を取得するケースも少なくありません。

RYT200は、どこでも取得できるわけではありません。認定校で200時間の講習を受ける必要があります。講座は座学から実技まであるため、家庭で学ぶ通信教育でRYT200に対応するコースはありません。RYT200取得に拘りたい方だと、通信教育が無駄になってしまいます。ただし通信講座終了からRYT200講座に進むと、通信講座の一部が充てられる通信講座も、一部ですがあります。

通信講座は子育て中の主婦におすすめ

ヨガインストラクターの通信講座は、子育て中の主婦に人気です。ヨガに触れたことがない初心者から始められて、自分のペースで学んでいけます。また通信講座は通学制のものより価格が抑えられているものが多く、家計に負担をかけなくて済みます。修了証や資格があれば、子育てが一段落ついたときの就職活動に役立つでしょう。

通信講座での試験方法とは?

通信講座を利用すると決めたら、試験方法も確認しておきましょう。お家でヨガを学びたい方は、試験会場に行けない方も少なくないと思います。受験会場や受験内容もチェックしておいてください。

講座終了で試験が免除されるタイプ

通信講座の中には、講座を修了するだけで試験が免除されるものがあります。修了証が発行されるタイプは、試験がないものが多いようです。別途会場に行く必要もなく、家庭で決められた内容をこなしていきましょう。

在学で受けられるWEB試験タイプ

通信講座で学ぶ方法も試験も、WEBに対応するヨガインストラクターの講座があります。すべて在宅で受けられるものなら、仕事で忙しい方も、育児で外出が難しい人も対応が可能です。WEBの講座や試験はスマホに対応し、空き時間を利用して受けられるものがあります。

ヨガインストラクター通信講座おすすめ6選

ヨガインストラクターの資格を通信講座で取得したいなら、次に紹介する6つの講座を比較してみてください。各講座によって取得できる資格が異なるため、希望に合わせて選びましょう。

JADP認定資格を目指せるキャリアカレッジ


さまざまな通信講座を提供するキャリアカレッジから、ヨガインストラクター養成講座が提供されています。講座を受講すると、ヨガの基礎から119ポーズまで習得が可能です。1つの講座でリラックス・シニア・マタニティ・キッズと多方面の知識も学べます。

学習内容は1日15分からで、最短2ヶ月です。ついてくる教材は、テキスト・DVD・ヨガマットです。テキストはスマホとリンクが可能で、映像でもポーズが学べます。映像は複数のアングルから紹介され、自宅でもわかりやすい内容です。

試験は在宅受験が可能で、テキストを見ながら受験ができます。取得できる資格は、JADP認定のヨガインストラクター資格でコアヨガインストラクター資格・リラックスヨガインストラクター資格・マタニティヨガインストラクター資格・キッズヨガインストラクター資格・シニアヨガインストラクター資格の6種類です。各5,600円の受験料が必要です。

団体名 キャリアカレッジ
講座名 ヨガインストラクター養成講座
期間 2ヶ月
受講料 56,000円
資格 JADP認定6資格

修了証がもらえるファーストシップ


ヨガスクールも開講している企業が運営する、通信講座です。1日15分の勉強で、ヨガの基礎知識から、アーユルヴェーダ・機能解剖学まで幅広く学べます。講座で学んだ内容は、ファーストシップのRYT200カリキュラム一部に充当されます。RYT200を通学制で学ぶ前の基礎知識習得としてもおすすめです。

含まれる教材は、DVD4枚、ヨガポーズパーフェクトバイブルの書籍、テキストです。DVDではそれぞれのポーズを学べて、機能解剖学やヨガ哲学、模擬授業内容も収録されています。講座受講中に疑問を持った場合は、メールで全米ヨガアライアンス認定インストラクターに質問ができます。

講座終了で得られるのは、ファーストシップ提供の修了証です。試験はWEBテストで、在宅でも受験ができます。通信講座からRYT200へ進む場合は、2万円の割引があります。

団体名 ファーストシップ
講座名 ヨガインストラクター通信養成講座
期間 なし
受講料 27,593円
資格 FIRSTSHIP通信講座修了証

WEB教材とWEB試験ができるformie


formie(フォーミー)は、スマホで資格取得ができる通信講座です。ヨガもWEBでの受講に対応しているため、お家でヨガインストラクターを目指す方におすすめします。すでに20,000件申込数突破の実績があるようです。

提供されている教材は、WEB動画です。スマホでの視聴も可能で、外出中にも隙間時間でも動画を見ることができます。わからないことがあれば、すぐにメールで質問もできて、無駄な時間が省けます。

試験もWEB対応で、お家での受験が可能です。WEB試験は、試験結果もすぐにわかります。得られる資格は、一般社団法人 日本能力教育促進協会認定の、ヨガインストラクションマスターです。

団体名 formie
講座名 ヨガインストラクター資格取得講座
期間 1ヶ月
受講料 35,000円
資格 ヨガインストラクションマスター

100%資格取得ができるSARA school JAPAN


女性のための通信講座を提供する会社の講座です。講座ではヨガ基礎知識から、アーユルヴェーダ・チャクラ・気功などヨガに関する知識が習得できます。勉強時間は1日30分で、受講期間は半年のため自分のペースで受講が可能です。

提供されている講座は、ヨガ基本コースとヨガプラチナコースの2種類です。プラチナコースは試験免除のため、資格を100%取得したい方はプラチナコースを選びましょう。講座は、テキスト類が含まれます。練習問題や模擬試験をこなしながらヨガの知識を学んでいきます。

取得できる資格は、日本メディカル心理セラピー協会のヨガライフセラピスト、日本インストラクター技術協会のヨガインストラクターjpです。在宅受験が可能で、受験料として各10,000円かかります。

団体名 SARA school JAPAN
講座名 ヨガ基本コース/プラチナコース
期間 半年
受講料 59,800円/79,800円
資格 ヨガライフセラピスト、ヨガインストラクターjp

JMA認定資格が取れるエクセレントホールディングス


エクセレントホールディングスは、ヨガやベビーヨガなどの通信講座を提供する会社です。1991年にスタートし、20代~60代以上の方も受講されています。ヨガ初心者の方でも基礎から学べる内容で、理論や実技が含まれる内容です。

講座に含まれるのは、テキスト類です。認定資格問題も付いてきます。試験は在宅での受験が可能で、マークシートタイプです。80%以上の正解率で資格が取得できます。日本メディカルセラピー協会公認認定証を取得すると、教室開催や講師活動が可能です。

また同じ会社から、JYA公認ベビーヨガインストラクター資格認定講座も提供されています。ベビーヨガは通信制と通学制の2種類です。さらにベビーヨガを学びヨガインストラクターとして活躍したい方におすすめです。

団体名 エクセレントホールディングス
講座名 JMA公認ヨガインストラクター資格認定通信講座
期間 3ヶ月
受講料 65,000円
資格 日本メディカルセラピー協会公認認定証

ヨガインストラクターを目指す人が注意したいこと

ヨガインストラクターの通信講座にDVDや動画講座があるといっても、やはり直接指導してもらう方法と比べて、わかりやすさでは劣ります。ヨガインストラクターのプロとして活躍したい方は、スキルアップの方法も確認しておきましょう。

ワークショップに参加して実践でも学ぶ

DVDや動画でポーズがわかりにくいと感じたら、直接指導してもらえるワークショップの参加も考慮してみてください。ヨガインストラクターはアジャストも学んでいかなければならず、動画だけでは指導方法が学べないことがあります。各スタジオが提供するワークショップの参加や、通信講座で別途有料のスクーリングがある講座の利用がおすすめです。

RYT200の資格取得も考慮する

本格的にヨガを学びたい方は、RYT200の取得を考慮しましょう。RYTは大手スタジオでも採用の際に評価基準として判断されています。必ずしもRYTが就職に必要とは限りませんが、幅広い求人先に応募したい方は取得がおすすめです。

まとめ

ヨガインストラクターの通信講座は、ヨガの基礎を学ぶにはピッタリです。どの講座も初心者でもわかりやすくテキストや動画を組み立ててあります。それぞれの講座によって取得できる資格が異なるため、比較してみてください。さらなるスキルアップを希望される方は、RYT200の取得も考慮してみましょう。