オーストラリアでヨガインストラクター資格を取る魅力

オーストラリアは「ヨガの聖地で学べる」魅力や、語学学習とセットにできる特徴があります。日本人にとってオーストラリアへのヨガ留学は一般的ではありませんが、ハワイやバリ以外で資格取得を目指したい方にオーストラリアはおすすめです。

温暖な気候のリゾート地でヨガを学べる

オーストラリアでヨガを学ぶことが多いのが、バイロンベイです。最東端に位置する街で、温暖な気候と良好な波がくることでサーファーにも人気があります。ヨガインストラクター資格取得と同時に、マリンスポーツを楽しみたい方にもおすすめです。

バイロンの夏の気温は21~28度、冬は15~21度で、1年を通して温暖な気候の場所です。オーストラリアの中でもバイロンは、ビーチが一番美しいともいわれています。海で泳ぐつもりがない方も、バイロンの海に沈む夕日を見たり、白い砂浜を散策したりする楽しみもあります。

「ヨガの聖地」とも呼ばれるバイロンベイでヨガを学べる

バイロンベイは、古くから聖なる地として人々から崇拝されてきました。オーストラリアでも最東端に位置し精神世界へとつながる場所とされ、人々の心を癒す場所だと信じられてきました。バイロンベイのスピリチュアルな面を活かし、多数のヨガスクールが誕生したため、「ヨガの聖地」と呼ばれています。

ヨガの発祥といえばインドですが、バイロンベイもインドに次いでヨガ人口が多いようです。バイロンベイはオーガニック食品も発展しているため、食を通してヨガの精神を学ぶにはピッタリなのです。

オーストラリアの人が旅行する場所は、ヨガが発達するインドやバリが多いです。旅行の際にもヨガに触れる機会は多く、自然と日常生活にもヨガを取り入れていきました。オーストラリアの人たちはもともと体を動かすのが好きな人が多く、1人でもできるヨガの人気が高まっています。

オーストラリアで最も古いヨガスクールで学べる

バイロンには、オーストラリア最古のヨガスクールがあります。1988年にバイロンベイにバイロンヨガセンターが誕生しました。古くからあるヨガスクールで学べば、ヨガの深い部分まで触れることができるでしょう。伝統あるスクールでヨガを学びたいなら、オーストラリアはピッタリです。

日本語通訳プランが選べる

オーストラリアのヨガスクールには、日本語対応のところがあります。日本語対応の通訳者がレッスンに同席するため、英語が話せなくても安心です。英語が初心者レベルの方は、日本語対応のスクールを選んでください。

語学学習とヨガをセットにできる

オーストラリアではヨガが盛んなため、英語スクールでヨガを教えているところがあります。英語学校なら語学学習もヨガインストラクター資格取得もできます。同時に2つの学びが得られるのが、オーストラリアの魅力です。

オーストラリアで取得できるヨガの資格

オーストラリアで取得を目指す資格は、3種類です。知名度の高いRYT200やRYT500はもちろん、オーストラリア政府公認の資格も取れます。

初心者向けのRYT200

世界でも通じるヨガインストラクターの資格を取りたい方に、全米ヨガアライアンスの資格が人気です。日本でもプロのインストラクターを目指す方の多くが、RYT200を取得しています。

RYT200は、認定校で200時間の講座を受けて学びます。実践的な内容は180時間必要です。講座の内容は、ヨガの基礎からポーズ、呼吸法、指導技術などです。ヨガの基礎知識がない方は、RYT200の取得から目指しましょう。

レベルアップに最適なRYT500

RYT500は、RYT200を取得した人が次にステップアップする資格です。RYT200を終えてから、さらに300時間学び技術や知識を深めていきます。日本人のRYT500取得者は少なく、技術の高さを目指す方におすすめです。

オーストラリア政府認定のヨガティーチングコース

オーストラリアで本気のヨガを学びたいと思っているなら、オーストラリア政府公認の資格を目指してみましょう。バイロンベイ以外にもメルボルンでもヨガ留学ができます。メルボルンには、Australian Learning Group(オーストラリアンラーニンググループ)という専門学校があります。

専門学校には、初心者向け「Certificate 4 in Yoga Teaching」と、中級者向け「Diploma of Yoga Teaching」の2つのヨガプログラムがあります。専門学校に入りヨガを学ぶ方法のため、学習期間は1年、費用は約68万円と高額です。英語でヨガを学びたい方は、2つの講座受講も考慮してみてください。

おすすめオーストラリアのヨガインストラクター養成講座3選

オーストラリアで受けられる、おすすめヨガインストラクター養成講座は3つです。短期間で資格を取得できるプログラムに特化して紹介します。

バイロンヨガセンター


オーストラリアにある最古のヨガスクールです。バイロンセンターでは、ヨガにはスピリチュアルな面も重要だとしています。日本語に対応するのは、14日間のRYT200取得コースです。費用には、コース費・宿泊費・食事代も含まれています。

提供されているプログラムは、コース前にオンラインで30時間学ぶ内容と、オーストラリア14日間の内容、帰宅してからの120時間の内容です。すべてのパートを修了すると、修了証をもってRYT200に登録できます。

団体名 バイロンヨガセンター
講座名 14日間 日本語 RYT200コース
資格 RYT200
期間 14日間
費用 AUD$4,800~AUD$5,100
渡航費、滞在費 渡航費別、滞在費込

バイロンベイ・イングリッシュランゲージスクール


バイロンベイにある、語学学習のためのスクールです。少人数制のアットホームな雰囲気での授業で、陽気な先生から学ぶことができます。アクティビティを重視したスクールで、スポーツから文化まで触れ合える内容です。

スクールは語学学習がメインですが、ヨガインストラクターを目指すセットプランもあります。宿泊棟も完備しているため、オーストラリアの学生たちとの触れ合いも魅力です。4週間、8週間、12週間の間でホームスティをして、語学を学んでいきます。

団体名 バイロンベイ・イングリッシュランゲージスクール
講座名 英語+ヨガティーチャートレーニング
資格 証明書IV
期間 12ヶ月
費用 要確認
渡航費、滞在費 渡航費別、滞在費込

レクシス イングリッシュ バイロンベイ校


同じく語学を学ぶためのスクールです。バイロンの環境を活かし、サーフィンやヨガも楽しむことができます。ヨガは毎週月曜日に組み込まれており、そのほかの週は楽器演奏やスポーツなどのふれあいタイムもあります。

宿泊先は、ホームスティ・スチューデントハウス・学生寮に対応が可能です。日本人の参加割合が少なく、日本人がいない環境で英語やヨガを学びたい方におすすめです。こちらも語学学習が中心で、ヨガを習いたい方は資格が取れるか別途お問い合わせください。

団体名 レクシス イングリッシュ バイロンベイ校
講座名 一般英語コース
資格 要確認
期間 1週間~
費用 AUD$9,470~(12週)
渡航費、滞在費 渡航費別、滞在費込

オーストラリアで資格を取るときに注意したいこと

オーストラリアでヨガインストラクター養成講座に参加するなら、次に紹介する点をチェックしておきましょう。

ハワイやバリと比べて費用が高くないか?

ハワイでヨガインストラクター養成講座を受講すると約50万円、バリだと約30万円です。一方でオーストラリアはAUD$4,800で、日本円にすると約36万円です。講座費用だけを比較するとお得に感じられますが、別途渡航費用も用意しなければなりません。

渡航費用が安いのはバリで、次に安いオーストラリアは4~9万円を想定しておいてください。講座費用と渡航費を合わせると、バリが一番安いです。

  • バリ渡航費3~8万円+講座代30万円=33~41万円
  • ハワイ渡航費7~10万円+講座代50万円=57~67万円
  • オーストラリア渡航費4~9万円+講座代36万円=40~45万円

ハワイの費用が高くなりやすいのは、RYT200取得に1ヶ月かけるプランが多いためです。バリは10日前後で短期間のコースが多く、オーストラリアも14日間のため、費用を抑えることができます。

日本人の参加者が少なくメジャーではない

オーストラリアのヨガは日本人向けスクールが少なく、日本人の参加率は少ないです。周りに日本人の参加者が多いほうがいいなら、ハワイやバリがおすすめです。オーストラリアは、日本人が少ない環境で学びたい方に向いています。

また日本の企業がオーストラリアでヨガスクールを開くケースもほとんどありません。基本的にオーストラリアのヨガスクールに申し込む必要があります。英語ができる人であれば、オーストラリアにあるスクールに直接申し込む方法も考慮してみてください。

ヨガで有名なバイロンベイはこんなところ

ヨガを学びにバイロンベイに行くなら、バイロンベイの魅力も確認しておきましょう。小さな街ではありますが、海やオーガニックフードなどの魅力があります。

ビーチでスポーツをしたりゆっくり過ごしたりできる

バイロンベイには多数のビーチがあります。ビーチによっては人が少なくのんびり過ごせます。白い砂浜と青い空のコントラストが美しく、エメラルドグリーンの海も魅力のひとつです。サーフィンが盛んなのがザ・パスで、サーフィン初心者でも楽しめます。

オーガニックフードが食べられる

オーストラリアの中でも、バイロンベイはオーガニックの街ともいわれています。それほど無添加の食材が多数あり、スイーツや食事、カフェなども楽しめます。見た目も美しく、ヘルシーなメニューが揃うため、SNSに投稿する写真撮影も楽しい街でしょう。

まとめ

オーストラリアでヨガインストラクター資格取得を目指すなら、現地にあるスクールに通うのが一般的です。古くから運営するスクールなら日本語の通訳が可能で、語学の不安がある方でも利用しやすいです。また語学学習とヨガがセットになったスクールもあります。バイロンベイは海が美しく、サーフィンをしたい方にもおすすめです。